本記事では「 Last Epoch 」を日本語化する方法について解説していきます。Last EpochはUnityで制作されたゲームのため、「 XUnity Auto Translator 」を使うことで、リアルタイムに日本語に変換してプレイすることが可能です。機械翻訳の為、不十分な点はありますが、英語が苦手な方にとってはストーリーやシステムを理解するのに役に立つでしょう。
XUnity Auto Translatorとは
「XUnity Auto Translator」はUnity製ゲームの各種言語をリアルタイムで自動翻訳しながらプレイできるツールです。
リアルタイムのため翻訳が表示されるまでに時間がかかりますが、一度翻訳されたテキストは保存されているため、即時表示されます。また、保存された翻訳ファイルは自身で編集が可能ため、プレイ環境に合わせて自由にカスタマイズも可能です。
Last Epoch 日本語化の手順
XUnity.AutoTranslator のダウンロード
下記リンク先のGit hubより【 XUnity.AutoTranslator-MelonMod-IL2CPP-5.X.X.zip 】をダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、適当な場所に解凍しておきましょう。
また、同時に【 TMP_Font_AssetBundles.zip 】もダウンロードしておきましょう。
MelonLoader.Installer.exe のダウンロード
下記リンク先のGit hubより【 MelonLoader.Installer.exe 】をダウンロードします。
下記がインストールされていない場合は先ににインストールしておく必要があります。
.NET Framework 4.8 Runtime
Microsoft Visual C++ 2015-2019 Re-distributable
MelonLoaderのインストール
「MelonLoader.Installer.exe」を起動して、❶【 Unity Game 】にゲームの起動ファイルを設定後、❷【 INSTALL 】ボタンをクリックしてMelonLoaderをインストールします。
Last Epoch の起動ファイルは通常は下記に場所に格納されています。C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Last Epoch\Last Epoch.exe
インストールが完了すると起動ファイルと同じ場所にフォルダやファイルが生成されます。
以上でインストールは完了です。
XUnity.AutoTranslator ファイルを配置する
事前にダウンロードして解凍しておいた【 XUnity.AutoTranslator-MelonMod-IL2CPP-5.X.X.zip 】内に、以下の2つのフォルダが存在します。
上記、2つのフォルダを以下の様にゲームの起動ファイルと同じ場所に上書きします。
フォントアセットファイルを配置する
事前にダウンロードして解凍しておいた【 TMP_Font_AssetBundles.zip 】内に、以下の2つのファイルが存在します。
上記、2つのファイルを以下の様にゲームの起動ファイルと同じ場所に上書きします。
ゲームを起動してAutoTranslatorフォルダを生成する
ゲームは起動後、すぐに終了します。ゲームの起動ファイルがある場所に【 AutoTranslator 】フォルダが作成されます。
自動翻訳の設定ファイルを書き換える
【 AutoTranslator 】フォルダを開き Config.ini
をテキストエディタで開き編集します。
1行目([Service]項目)の以下を変更します。
[Service]
Endpoint=GoogleTranslateV2
[Service] の設定では質の高い翻訳で有名な「 Deepl 」も指定可能ですが、Google翻訳に比べて自動翻訳の速度が遅いため、翻訳に時間がかかります。使用する場合は【 Endpoint=DeepLTranslate 】を設定します。
5~7行目([General]項目)の以下を変更します。
[General]
Language=ja
FromLanguage=en
25行目([Behaviour]項目)のMaxCharactersPerTranslationを変更します。
※200のままだと長文が翻訳されないため、1000あたりを設定します。
[Behaviour]
MaxCharactersPerTranslation=1000
37~38行目の[Behaviour]項目のOverrideFontTextMeshProとFallbackFontTextMeshProを変更します。
[Behaviour]
OverrideFontTextMeshPro=arialuni_sdf_u2018
FallbackFontTextMeshPro=arialuni_sdf_u2019
以上で Config.ini
の設定は完了です。上書きして保存しましょう。
ゲームを起動して自動翻訳の動作を確認する
ゲームを起動してみましょう。※MeronLoaderも起動するので通常より起動に時間がかかる場合があります。
翻訳されたテキストは「AutoTranslator」の下記フォルダ内に保存されていきます。翻訳されたテキストは次回より、この保存されたファイルを読み込むため、変換によるタイムラグがなくなります。また、このファイル自体を再編集することでより精度の高い翻訳にすることも可能です。
自動翻訳されたデータの編集
自動翻訳で保存された以下の場所にあるテキストファイルを編集することで、日本語表示の修正が可能です。
AutoTranslator\Translation\ja\Text\_AutoGeneratedTranslations.txt
テキストデータの記述形式は、原文=訳文となっているため修正も容易です。